マンションやオフィスビルに設置されている貯水タンク。
水道やトイレに供給するために設置されている大型のタンクですが、定期的な清掃を行っていかないと、トラブルが発生してしまうケースがあります。
例えば、異臭、異物混入など。
建物内に届けられる水は浄水場やポンプ場、水質管理センターなどを経由して送られています。
安全な水が届けられていても、最終的な貯水タンクで衛生面が保たれていないと、人間にとって被害が出てしまう水質に変化してしまう恐れもあります。
貯水タンクは最低でも年に1回以上は掃除しないといけない法令になっています。
年に1回は最低条件ですので、それ以上の掃除を行っても全く問題ありません。
例えば水の臭いが気になる、透明度に濁りがあるといった場合は、早急な点検を行いましょう。
なお、貯水タンクと付随し、配管内の清掃や点検も定期的に行うことをお勧めします。
配管はステンレス製などの金属素材と塩化ビニル素材の2種類があります。
金属製だと錆びや腐食の可能性がありますし、塩化ビニル素材も経年劣化により素材が硬化し、チョーキング現象が起こることがあります。(粉のような状態になること)
そういった状態を避けるため、早めの点検メンテナンスを行いましょう。